ウルトラマンデッカー 1話感想

ガッツセレクトのその後

宇宙間移動が容易になったことで、ネオフロンティア時代に突入した地球。

怪獣も7年間現れなかったことで、ガッツセレクトにも大きな変化が生まれていました。

ウルトラマントリガーの時代から7年が経過した世界ということで、かなり大きな変化が現れていましたね。

まず1つが宇宙間移動の容易さ。

トリガーの時でも火星に移住している人はいましたが、気軽に旅行に行けるほどまでに一般にも普及していました。

福引で当たるということは今の海外旅行と同等の価値ということですから、どれだけ技術が進んでいるのかがわかります。

そして2つ目がTPUの変革。

ガッツセレクトの母艦だったナースデッセイ号はガッツファルコンと同様に無人機となり、搭乗者の必要ない戦艦となりました。

TPUの面々も、ほとんどが宇宙へ出て地球にいるのはわずか。

怪獣や闇の巨人といった脅威が無くなったからというのもありそうですが、外宇宙への進出が実現できそうなのでそちらを優先して、怪獣対策は最低限といった対応の可能性もありそうです。

TPUの面々が自分の意思で地球を離れたのかどうかはまだ定かではないので、ここは今後の情報待ちですね。

7年間怪獣が現れなかったと聞いてウルトラマンメビウスが思い浮かびましたが、ダイナの時も怪獣が現れなかった時期とかあったのでしょうか?

スフィア襲来

7年間怪獣が現れなかった地球、および火星に突如現れた謎の存在「スフィア」。

彼らの存在は、新たな戦いの幕開けとなるのでした。

平和な世界に突如現れる脅威というのは特撮ではお馴染みですが、未知の存在というだけで脅威感がガラッと変わりますね。

怪獣と違い複数箇所を同時攻撃、ただ暴れまわるのではなく人間を狙い撃ち、そして電波障害で人類の連携および航空戦力の無効化。

普通の怪獣災害とは全く違うということと見た目の2つが重なって、かなり不気味な存在に思えました。

またスフィアが召喚した怪獣「スフィアザウルス」も、普通の怪獣にスフィアが憑依したかのようなデザインで、すごく異質感がありました。

怪獣に憑依するというとコスモスのカオスヘッダーが思い浮かびますが、個ではなく集団というのが厄介なポイントですね。

明日を見る 彼方まで

煎餅屋を営む祖父の手伝いをする青年「アスミ・カナタ」。

彼はスフィア襲撃に巻き込まれるも、謎の巨人「ウルトラマンデッカー」に救われて彼の力を得るのでした。

今作の主人公であるカナタ、結構熱い感じの性格ですね。

TPUの人たちが静かめなので若干浮いている感じがしますが、周りを和ませるムードメーカー的な役割を担いそうな雰囲気もあります。

スフィアを惹きつける際に飲み込まれてしまいましたが、デッカーの力を授かったことで難を逃れました。

スフィアに吸収された際の「俺はなんだ…?」という自問自答が気になりましたが、もしかしてスフィアが人格を乗っ取ろうとしていたのでしょうか?

戦闘後はTPU訓練校のムラホシ校長にスカウトされ、TPU訓練校へと参加。

ウルトラの力を得た主人公はいきなり現場に入ることが多かったですが、今回は訓練校からのスタートということでかなり優しいですね。

ウルトラマンデッカー

アスミ・カナタが出会った光の巨人「ウルトラマンデッカー」。

スフィアの中で出会ったその巨人は、何のために戦うのでしょうか。

ウルトラマンデッカーとの邂逅はまさかのスフィアの中でした。

正確にはスフィアの中に宇宙が現れて出会ったわけですが、吸収(?)された後に出会ったというのが不思議ですよね。

かつてスフィアと戦っていたダイナと似ているのも気になりますし、きっとスフィアと関わりの深いウルトラマンなのでしょうね。

デッカーの戦闘はダイナミックなアクションがメインでしたね。

飛行からの光弾連射、そこからの落下キックと縦横無尽に駆け巡っていました。

ダイナに似ているのも関係してるのでしょうが、カナタの性格からこの戦闘スタイルになっている可能性もありそうです。

必殺技のセルジェンド光線は、モーションやエフェクトの色が異なるものの、爆発前に日輪が出るあたりソルジェンド光線に近い技のようですね。


ウルトラマンデッカー、遂に始まりましたね。

トリガーの続編ということで、シンウルトラマンから興味を持った初見さんに厳しい作品になるかと不安でしたが、1話を見た感じ説明を交えながらのお話になりそうで一安心です。

次回は訓練校でのお話のようですが、ガッツセレクトが編成されるのはまだ先なのでしょうか。