仮面ライダーセイバー 21話「最高に輝け、全身全色。」 感想

増え続ける被害者たち

人がメギドになることを知った飛羽真達は、被害にあった人が想像以上に多いことを知ります。

ソード・オブ・ロゴスから離れ1人で戦っている以上仕方がない事ではありますが、賢人との約束を守れていないことを嘆く飛羽真を見るのはつらいですね。

賢人との約束と倫太郎たちとの対立、一般人の被害者にソードオブロゴスの裏切り者と飛羽真を悩ませる問題はかなりありますが、すべて解決するのはいつになるんでしょうね。

剣の声と剣士の戦い

火炎剣烈火を回収しに来た大秦寺は、飛羽真のすべてを救うという考えを一蹴します。

 

守れなかった者を背負って剣を振るう、戦えば戦うだけ背負うものが増えていく、それが剣士だ。

 

全ての人々を守りたいという飛羽真の願いも分かりますが、大秦寺さんの考え方の方が戦士としては正しい考え方ではあるんですよね。

ただ、その考えはたくさんの挫折を重ねて初めてたどり着く境地であるとも思えるので、それだけで剣士の資格がないという大秦寺さんの考えも極端なような気がします。

特に飛羽真の場合は一般人の犠牲を出さずにカリバーを倒すところまで行ってしまったので、守れなかった者が賢人以外いないんですよね。

だからこそ守れなかった者をイメージすることが出来ず、すべてを守るという考えに固着していたのかもしれません。

 

そんな飛羽真でしたが、大秦寺さんとの戦いで剣士としての戦い方を身に着けていきました。

前回大秦寺さんが言っていた「剣の声が聞こえない」というのはワンダーライドブックに頼りきりで剣士としての技量ではなかったという事だったんですね。

しかし今回の戦闘でその面も克服し、大秦寺さんを驚かせる結果となりました。

 

大秦寺さんは剣を使いこなした飛羽真に可能性を見出し、ソードオブロゴスから離れることを決断しました。

決別して5話になりますがようやく飛羽真側に付く人が現れましたね。

ただ、今の段階でロゴスから抜けると蓮がもっと面倒なことになりそうな気がするのは気のせいでしょうか。

尾上さんが止めなかったので大丈夫なのかもしれませんが、ソードオブロゴスの内部から敵を探す役目を務めて貰っても良かった気がします。

剣士へと戻る時

 

タッセルから「ストーリー・オブ・金剛剣最光」を返してもらったユーリは剣士としての本来の力を解放し、仮面ライダー最光 エックスソードマンへと変身します。

エックスソードマンはアメコミをモチーフとした力らしく、特殊なカットインを混ぜ込みながらメギドを圧倒していました。

私は「封印された力=エックスソードマン」だと思っていたんですが、他の方の感想を見るに「封印された力+興味を示した本=エックスソードマン」のようですね。

アメコミに興味を持ったシーンを覚えていなかったので困惑してしまいました。


大秦寺さんも味方に付いたことで、少しずつです元の関係性に戻れそうな感じになってきましたね。

来週は尾上さんがソードオブロゴスで戦い続ける理由が明らかになるようですが、ソラくんの為ってだけではないんですかね。