【ゼンカイジャー】19話「ゼンカイ改め、超ゼンカイ!」感想

夏といえばカブトムシ

今回現れたカブトムシワルドは、ビームを浴びせた人間にカブトムシ取りをする幻覚を見せる事が出来ました。

この能力が結構厄介で、1人1人にビームを浴びせる必要はないため、複数人にまとめてビームを浴びせて幻覚を見せているんですよね。

ゼンカイジャーが掛かった時も5人全員でしたし、もしかしたら範囲攻撃なのかもしれませんね。(ツーカイザーは何故かかわしていましたが)

 

そんなカブトムシワルド、戦闘能力はそこまででも無さそうなんですが、バラシタラが援軍として駆けつけてきました。

バラシタラから一目置かれる通常怪人と考えると凄いんですが、どちらかというとツーカイザーと戦うためにやってきた感じもありますよね。

1対2で大ピンチのツーカイザーでしたが、そんな時に現れたのは幻覚を見ていたはずの五色田介人でした。

楽しいカブトムシ取りの最中に思い浮かんだ両親との最後の思い出から、現在の目的(行方不明の両親を探す)を思い出すという展開は、カオスな展開を続けていたゼンカイジャーとは思えない1シーンでした。

カブトムシワルドをドロップキックした介人が言った「今度は俺がみんなを助ける番だ」という台詞が気になりましたが、もしかして15話「ガチョーン、レトロに急旋回。」でキカイノイド組に助けてもらった時の事を言ってるんでしょうか?

 

2対2で互角に持ち込めたものの決め手に欠けるゼンカイザーは、セッちゃんとフリントが共同制作した新たなギア「ゼンカイジュウギア」でスーパーゼンカイザーに変身します。

スーパーゼンカイザーはアカレンジャーやビッグワンを彷彿とさせるゼンカイザーの姿から一転して、ドラゴンシーザーを彷彿とさせるロボ戦士風の姿。

ロボ戦士っぽくなったおかげで防御面も硬くなったらしく、カブトムシワルドのマシンガン攻撃を「マッサージぜんか〜い」と何なく受け止めていました。

一方の機動力も、ゼンカイテンランスのワイヤーを駆使して縦横無尽に動きまくっていましたし、必殺技の「超ゼンカイスーパーバスター」も、タダでさえ強力なゼンカイフィニッシュバスターでゼンカイテンランスを撃ち出すという技でまさに理想的なパワーアップという感じがしました。

機動力不足は後々の課題になりそうな気もしますが、戦隊ギアも使える以上そこまでデメリットにはならなそうに思えます。

スーパーゼンカイザーのモチーフと思われるドラゴンシーザーは、大獣神であるゼンカイジュランとモチーフ戦隊がが被ってる気がしますが、そこは無視したほうがいいのでしょうか?

介人の両親の現在……

ステイシーがイジルデの作業場で探し出したデータは、介人の両親のデータでした……データ?

少なくとも生きてる感じはなかったので、私は生体データとして見ていましたけど、本当のところはどうなんでしょう。

そんな介人の両親ですが、ステイシーがどんなに介人関連、ゼンカイジャー関連のワードを並べてもびくともしませんでした。

しかし最後にステイシーが見せたゼンカイザーの名乗りで覚醒(?)、新アイテム「ゼンカイジュウギア」のデータをセッちゃんに送ります。

ステイシーが名乗りポーズをするのも(介人の両親の反応を見るためとはいえ)予想外でしたが、それで反応するのはさらに予想外でしたね。

ですが、そのおかげでゼンカイザーに新アイテムが渡ったと考えたるとステイシーが可哀想に思えますね。

今回のステイシーの行動は敵に塩を送ったも当然な訳ですから、ゲゲに見られていないことを祈るのみです。

今週の戦隊ギア

今週の戦隊ギアは「アバレンジャーギア」と「ゼンカイジュウギア」の2種類でした。

アバレンジャーギアで登場したのは、追加戦士であるアバレキラーの武器「ウイングペンタクト」で、カブトムシワルドを誘き出す蜂蜜を描くために使用されました。

アバレキラーの印象的な技といえば高速移動による連続切りですが、ウイングペンタクトを使用した今回は個人的にはありだと思いました。

高速移動による連続切りって忍者系戦隊を含む一部の戦隊も使用できるので、固有技という感じではないと思っていたんですよね。

なので、今回のウイングペンタクトのペンモードを使用するというのは理に叶った使われ方だと思います。

 

もう一つの「ゼンカイジュウギア」は今回新たに作られた恐竜形のギアで、変形させる事でダイノブレスやリュウソウチェンジャーに似た姿へと変わります。

今回使用した効果はゼンカイザーがスーパー化するというもので、ゼンカイザーがキカイノイド組と同じロボ体型へと強化されました。

見た感じだと、上でも述べた通り防御面と必殺技面の強化+ゼンカイテンランスを使った立体移動が主な強化面だと思いますが、玩具情報を見る感じもう一つ強化要素がありそうですね。

次回でツーカイザーもスーパー化しそうですから、もう一つの強化要素もすぐに明らかになりそうです。

今回ゼンカイジュウギアが作られたきっかけが、「ステイシーが情報のロックを解除する(無意識)→セッちゃんにデータが送られる(アンロック?)→セッちゃんとフリントが作る→介人が使う」という流れなので、各陣営が協力して生まれた代物なんですよね。

強化アイテムの生まれ方としてはすごく理想的なんですが、最初のアクションが敵陣営のはずのステイシーというのがゼンカイジャーらしい強化アイテムの生まれ方という感じがします。

このままステイシーが味方化すると嬉しいんですが、まだしばらくはかかりそうですかね?


遂にゼンカイジャーも強化フォームが出るまで話数が進みましたね。

1話から毎日見てる戦隊は久しぶりなので、流れが早く感じてしまいました。

次回はセイバーコラボという事で非常に楽しみなんですが(特にお兄様が)、肝心のセイバーがここ3話ほど見れてないんですよね。

なので早いところセイバーを最新話まで見進めて、次回の合体スペシャルを楽しみに待ちたいと思います。