【ゼンカイジャー】20話「戦士と界賊、兄の誓い。」感想

フリント誘拐作戦?

活動の邪魔ばかりするツーカイザーを大人しくさせる為、弱点である妹のフリントを狙ったイジルデは、ヒコボシワルドを使って誘拐を計画する。

しかし、肝心のヒコボシワルドは関係のない女性ばかりを集めてしまい……。

 

今回登場したヒコボシワルドは、セイバーの世界に現れたオリヒメワルドと同じ織姫と彦星がモチーフのワルド。

その為、オリヒメ候補の女性を探しているらしく、織姫となりえる女性をどんどん攫っていきます。

ただ彼にイジルデが与えた命令は、「ゾックスの妹であるフリントを捕らえる」というものであり、間違っても織姫候補の女性ではありません。

一応ヒコボシワルドの織姫候補には「髪をまとめた女性」が入っているので、その内フリントを捕まえる事も可能でしょうが、とても効率のいい作戦とはいえません。

しかも、織姫候補にマジーヌや神代玲花(=仮面ライダーサーベラ)がいたことで、敵に情報が渡ってしまうという大失態まで犯してしまいます。

最終的には織姫候補に逃げられ、ツーカイザーの新たな姿「スーパーツーカイザー」と仮面ライダーデュランダルの合体技を食らうという大役まで引き受ける羽目になってしまいました。

ダイヒコボシワルドになった際も、短冊に書いた「ツーカイオーが負けます様に」という願いを「ダイヒコボシワルドが負けます様に」と書き換えられ、そのまま負けてしまうという悲しい結末に終わってしまいました。

「短冊で願いが叶うなら最初からフリントを攫えるのでは」とも思いましたが、仮面ライダーセイバーのオリヒメワルドと同じ様に精神的な介入しかできないのかもしれませんね(ツーカイオーの爆発から目をそらしつつ)。

兄と妹

仮面ライダーセイバーの世界で神代凌我からワンダーライドブックを奪ったゾックス。

妹を助けるためにライドブックを返してほしいと言われても返さなかったゾックスですが、フリントが狙われていると分かった時、考えを改めるのでした。

 

神代凌我とゾックス・ゴールドツイカー、どちらも信念が強いため対立が続いていました。

そんな2人が寄り添うきっかけとなったのが、ヒコボシワルドに妹たちが狙われた事でした。

妹たちを狙う存在がいなければ、ゾックスがライドブックを返すことも無かったと考えると、今回のヒコボシワルドがオリヒメ探しに夢中だったのは幸運だったと思います。

最終的には2人でヒコボシワルドを倒すために協力までした訳ですから、兄という共通点は大きかったのだと思います。


スーパーツーカイザー、遂にお披露目されましたね。

今のところ負けなしのツーカイザーに強化フォームが必要なのかは疑問ですが、トジテンドに対抗する戦力が強化されたのはいいことなので気にしないでおきましょう。

次回はゼンカイザーとツーカイザーの偽物が現れるみたいですが、キカイノイド組の偽物は出てこないんですかね?