9月1日より公開された「爆竜戦隊アバレンジャー20th 許されざるアバレ」を見てきました。
アバレンジャーは私が2番めに好きな戦隊ということで(1番はゴーゴーファイブ)、時間を作って何とか見てきました。
感想
PVでも使われた「君は覚えているブラか?」でうるっときて、過去映像と現在の映像を合わせたOPで涙腺が早速崩壊しました。
5人の紹介映像が過去→現在で来るのも反則ですし、バキケロ、ディメノコ、パラサ、アンキロの4匹を映すのはもっと反則ですよ!!!
OPが来た段階で、元々映ってたアバレンオー・キラーオー・マックスオージャ組は出ると思ってましたが、流石に武装爆竜も出してくれるとは思いませんでした。
凌駕・幸人・笑里の3人による買い物パートは、近況の説明とともにドンアバで描写された舞ちゃん電話ぶつ切り事件、そしてハラスメントの解説と短時間ながら情報量の多いパートでした。
TTFCでドンアバを見たときは舞ちゃんが事件に巻き込まれたものだと思ってましたが、まさか舞ちゃんから見放された(無関心ハラスメント)という捉え方だとは思っていませんでした。
そして1回目のアバレンゲッコー戦、見事な連携を見せながらも決め手に欠けてピンチになるのは流石に予想外でした。
そしてそこに現れるアスカさん、カッコよすぎませんか!!
凌駕さんや幸人さんはキョウリュウVSゴーバスやゴーカイジャーで客演されてましたが、アスカさんはボウケンVSスーパー戦隊以来ですからね、懐かしさがグッと来ました。
ところでアバレンゲッコーが使おうとしたダイノボンバー、奪ったら使えたりするのでしょうか…?
20年ぶりの大暴れ、世間からは「アバレハラスメント」ということで評価が別れていました。
そして五百田葵の挑発により朝から生テレビに出演する凌駕・幸人・アスカの3人。
参加する決定的な理由が凌駕さんがファンだからという驚きな理由でしたが、幸人さんがなんやかんやで反対しないのもいい関係だなと思いました。
そして朝から生テレビ、変身状態で出演というカオス空間なのにちゃんと討論番組として成立していて笑ってしまいました。
幸人さんの態度は視聴者の批判を受けそうな感じではありますが、葵との討論が番組的に美味しい部分ではありそうでしたね。
というか他2人が基本穏やかなこともあって幸人さんしか討論できる人がいないという…。
アバレハラスメント、意味を考えると???となるのですが五百田葵の境遇を考えるとしっかりハラスメントとして成立する、何とも不思議な感覚です。
2度めのアバレンゲッコー戦はゲッコーが本調子に戻ったこともあって必殺技のレンゲビームが放たれました。
効果は利尿作用を増大させるというもので、下手したら敵前逃亡しなければならないくらいには厄介な攻撃でした。
今回はアバレスーツの隠された機能で何とかなりましたが、まあ絵面が色々ひどかったですね…。
そしてアバレンゲッコーの特殊能力により復活した仲代壬琴、まさかの敵対した記憶しかない状態での参戦です。
PVを見たときは「敵を欺くにはまず味方から」理論だと思っていましたが、そもそも大暴れしていたころの仲代先生だったとは…。
アバレンゲッコーにアバレンへの負の感情を受信させる能力を付与して強化するというのも、ゲームを楽しんでいた頃のアバレキラーを感じて懐かしく感じました。
敵対するアバレキラーとSNSで批評してくる一般市民のダブルパンチでメンタル的にボロボロの一同でしたが、らんるが帰国したおかげでことなきことを得ました。
そして葵の過去の話を聞き行動する幸人さん、なんだかすごく懐かしい感じがします。
いとうあいこさん、10年以上ドラマとか出ていないはずなのに演技が自然ですごく驚きました。
3度目のアバレンゲッコー戦は、地球がゲッコービームの影響で宇宙に放尿したり(?)、アバレキラーが凌駕のダイノガッツで正気に戻ったり(記憶の上書き?)、幸人の行動によりあ葵のトラウマが落ち着いたことで、葵が友達とアバアバダンスを踊ったりと短時間ながらとんでもない情報量でした。
そして5人揃っての爆竜チェンジ、キラーの新規バンクあったこともあってかなりテンションが上りました。
まさかアバレッドがアバレキラーの名乗りを20年越しで妨害するとは思いませんでしたが、キラーとの共闘って終盤とデカレンVSアバレンというどちらもそれどころではない状況だったので、今しかなかったなという感じでした。
アバレンゲッコーをスーペリアルダイノボンバーで倒してハイおしまい!かと思いきや普通に巨大化してましたね。
時空の穴から爆竜達の声は聞こえるものの、彼らが来れるわけではないという厳しい状況の中、仲代先生のときめきが奇跡を呼び、超アバレマックスが誕生しました。
アバレマックスが大好きだったので超アバレマックスにはモヤモヤした気持ちがあったのですが、幸人・らんる・アスカ・壬琴の4人のダイノガッツに加え爆竜達のダイノガッツも凌駕に集めたのであれば、アバレマックスを超えた力も手に入っても納得することができました。
超アバレマックスが巨大アバレンゲッコーを撃破という描写も、本編でも巨大トリノイドを倒した竜人がいるので全く違和感がないのが恐ろしいところです。
他作品だと幹部の力で巨大化という流れが多く、そして周年作品で巨大化がほとんどなかったので普通に無いものだと思っていたので、ロボは出ませんでしたが巨大戦があったことに驚きました。
最後は恐竜屋に舞ちゃんが帰国、電話が切れた理由も分かり大円満で終わりました。
恐竜屋にいつものメンバーが揃って居るのは懐かしさが込み上げてきますね。
何より続きはエンディングの後でという、アバレンジャーではお馴染みのやつもしっかり再現してくれたことが嬉しかったです。
EDに関しても、並んで歩く5人とアバアバダンスを踊るバーミア兵、そして恐竜カレーをおかわりするえみぽんと舞ちゃんという、印象的だった部分を再現していてすごく愛に溢れていました。
気になった点
感想で述べた通り原作愛にも溢れていてアバレンらしさゼンカイな作品なのですが、2箇所だけ気になった部分がありました。
1.アバレキラーの高速戦闘
アバレキラーといえば目にも見えない高速戦闘が印象的で、今作でもしっかり使っていました。
使ってはいたのですが、攻撃するタイミングだけスロー再生になってるんですよね…。
ハリケンジャーの影の舞を襖無しでやったような感じといえばいいですかね。
未視聴勢に分かりやすくという意図があるのかもしれませんが、見ていてかなり気になったところでした。
2.超アバレマックス&爆竜達の扱い
感想でも書いた通り、巨大アバレンゲッコーは超アバレマックスがたおしました。
そしてその倒し方というのが、各爆竜の幻影と共に得意技を放つというものだったんですが、爆竜達のCGがしっかりとあったんですよね。
そして、超アバレマックスの方も技を撃つだけでアクションシーンは全くないという…。
なので、超アバレマックスが巨大化前に戦って、巨大化後は爆竜達が自分の力で戦う方が巨大戦を見たい人も満足できたのかなと。
幻影とはいえ実際に爆竜たちがアバレていたので実際は気にならなかったんですけどね。
まとめ
爆竜戦隊アバレンジャー20th、想像した何倍も当時の空気感で個人的に周年作品で1番好きな作品になりました。
今までの戦隊周年作品も「今の彼らはこういう行動も取れる」と感じるシナリオで好きだったのですが、アバレンの場合は「今でも彼らはこういう行動を取る」という成長しつつも変わらない部分を全面に来たのですごく好きなんですよね。
見るかどうか悩んでる方は絶対に劇場で見たほうがいいと思います。
大スクリーンでアバン〜OPを見た瞬間から懐かしさが込み上げてきますよ。