【特撮感想】忍者戦隊カクレンジャー第三部 中年奮闘編 感想

忍者戦隊カクレンジャーの30周年記念作品「忍者戦隊カクレンジャー 第三部 中年奮闘編」を視聴しました。

カクレンジャーはオーレンVS と客演関連でしか知らなかったのですが、今作がオリメン勢揃いかつ芸能界を引退した方も参加しているとのことで、興味がありました。

感想

30年後の日常生活と中年ならではの悩み

前半の日常パートではメンバーの現状が描かれていました。

児童養護施設で働く鶴姫・全国を旅をしながら妖怪のサポートをするサスケ・成功して大金持ちとなったセイカイ・クレープ屋を続けているサイゾウ・アメリカで超常現象捜査課として働くジライヤと、それぞれ別の道を歩んでいました。

そして、ジライヤ以外の4人は中年ならではの悩みである老眼や腰痛などに苛まれていました。

戦士たちが俺達も歳だなと言っている姿は哀愁も漂って悲しくなりましたが、30年ってそれだけの時間が経つことでもあるんだなと思いました。

そして当たり前のように年齢問題から除外されていたジライヤに少し笑ってしまいまっした。

まあ、あれだけ動けて腰痛とかに悩まされてても違和感しかないのですが……。

新時代妖怪と新たなる妖怪大魔王

デジタル社会の発達により生まれた新たなる敵「新時代妖怪」。

彼らの目的は新世代の妖怪大魔王を誕生させることであり、そのために大魔王の素質のある五郎を人類に絶望させようとしていました。

新時代という名の通り、SNSなどの負の感情から生まれたカマイタチとユキオンナ。

敵が現代ならではの生まれ方なのに対して、アバレンゲッコーみたいにSNSを駆使した作戦などは使ってきませんでしたね。

それだけ自分たちの実力に自身があったのか、それとも五郎が覚醒してから本格的に動こうとしていたのか……。

そして新世代妖怪は旧来の妖怪を味方にしようとはせず、むしろ殺そうとしていました。

貴公子ジュニアへの反応を見る限り人類に味方する妖怪たちだからって理由みたいですが、流石に襲うとまでは思いませんでした。

3人しか仲間がいない状態で襲ってきたわけですから、やはり自分たちの力に自身を持ってた可能性が高いですね。

30年ぶりの忍変化

封印に使われていたドロンチェンジャーを回収し、4人のもとに戻ってきたサスケ。

そして30年ぶりの忍変化で変身し、新世代妖怪へと立ち向かいます。

サスケやジライヤが変身しないので疑問に思っていたのですが、扉を封印するためにドロンチェンジャーを手放していたんですね。

サスケがニンニンジャーに客演していた時普通に変身していたので今も持っているものだと思っていました。

そして30年ぶりの5人での忍変化、かっこよく決まったと思ったらジライヤ以外の4人は体が悲鳴を上げていました。

中年ならではの悩みが変身後まで続くのは予想外でしたが、カクレンジャーの場合忍者が使うスーツなわけですから、圧迫感があっても仕方がないのかなとも思ったり……。

変身後の哀愁漂う感じから一転して、戦闘シーンは忍者戦隊の名に恥じぬ素晴らしい戦いっぷりでした。

忍者らしいアクロバティックな戦い方に加え、懐かしの隠流忍法や専用武器・カクレンジャーボールなど見ごたえのある戦いでした。

気になった部分

・忍者装束のシーンについて

今作では全員が忍者装束を纏っていましたが、その際にマスクもつけていたじゃないですか?

マスクで口元を覆っているならあそこも変身後と同じアテレコ方式で良かったんじゃないかなと思いました。

役者さんたちも少し話しにくそうでしたし、TV本編の頃はオールアテレコ方式でやってたはずなので……。

・無敵将軍について

ラストシーンで無敵将軍が映った場面、最初は過去映像からの合成だと思ったのですが、よく見てみると足元だけ画質が荒くて上半身は画質がいいんですよね。

なのでもしかしたら、この場面のために上半身だけ撮影した可能性もあるのかなと思ってます。

ロボ戦は戦隊において1つのお約束であるものの、昔のロボは戦闘するのも厳しいくらいボロボロっていうのをゼンカイジャーのブログで見た記憶があったので、こういう形で出してくれた事に感謝しかないです。


今回は忍者戦隊カクレンジャー 第三部の感想でした。

久々に特撮作品を見たのですが、戦隊は起承転結がしっかりしているのですごく見やすいなって実感しました。

現行作品のブンブンジャーやガッチャード、そしてウルトラマンアークも評判が良さそうなので、久々にリアタイで追ってもいいかなと思っちゃいました。