ウルトラマンZ「遥かに輝く戦士たち」感想

ストレイジ本部奪還作戦

防衛基地を奪還するため正面から突入しようとするストレイジ一同でしたが、ユウキマイの指示によって銃撃されてしまいます。

しかし、魔人体となったジャグラーが戦力を無効化し、格納庫まで向かうことに成功します。

突入パートだけで前半部分を使うのかなと思っていたので、最初の数分だけで制圧できたのは意外でした。

というのも、蛇蔵として行動しているときに魔人体になるという考えがなかったので、撃たれたとはいえ変身して対処するとは思わなかったです。

そのおかげでストレイジに負傷者はいませんでしたし、相手部隊も殺さずに済んだので最適解だったのかもしれません。

それにしても、蛇心剣で弾いてたとはいえ銃撃を物ともしないのはやばすぎですよね。

ユウキマイが射殺を命じていたのも分かるような気がします。

隊長が宇宙人だと知ったユカは案の定細胞サンプルを欲しがりましたが、最終的に採ることは出来たんでしょうか。

ヨウコ救出作戦

デストルドスの内部に捕らわれたヨウコを救出するため特空機で出撃するハルキと蛇蔵隊長でしたが、攻撃力の差が大きく圧倒されてしまいます。

しかし、セブンガーに乗って現れたバコさんの援護とユカのサポートでD4レイ照射部を破壊、ヨウコ先輩の乗っているコックピット部を剥ぎ取りました。

ハルキと蛇蔵の出撃前の会話シーンよかったですよね。

蛇蔵の目的は若干濁されていた様に見えますが、ハルキが納得したのならそれでいいのだと思います。

それにしても、宇宙人バレした後でもあそこまで慕われてるジャグラーってすごいですよね。

そして特空機同士の対決となってしまったキングジョーSC・ウインダム・セブンガーVSデストルドス(ウルトロイドゼロ)ですが、世代差が大きいのと怪獣が融合したことが重なってかとんでもない強さになっていましたね。

特に、キングジョーSCのペダニウムランチャーを耐えたのは衝撃的でした。

セブンガーを取りに行っていなければ負けていた訳ですから、バコさんの「骨董品も役に立つことがある」というのも頷けますね。

ご唱和ください我の名を

ヨウコが回収したベリアルメダルのおかげでデルタライズクローに変身できたハルキとゼットでしたが、すでに限界を超えていた二人は本来のゼットの姿に戻ってしまいます。

しかし、最後の力を振り絞り渾身のゼスティウム光線を発射、デストルドスを倒す事が出来ました。

特空機の所からですが、多くのファンが最終回に求めていた展開がたくさん詰め込まれていましたね。

まず変身シーンですが、 ハルキとストレイジ全員での変身口上はテンションが上がりましたし、最後の変身が初手最強フォームという珍しい変身パターンなのも驚きがありました。

それと、デルタライズクローの変身に必要なベリアルメダルをヨウコ先輩が渡すのが、救出時の精神空間と合わせてグッときましたね。

次にベリアロクさんの捨て身特攻です。

今まで様々な物を斬ってきたベリアロクでしたが、流石にD4レイを斬るのは厳しかった様でハルキに別れを告げてしまいました。

ベリアロクを失うのは考えていなかったので、まさかの展開に度肝を抜かれました。

そして最後は、基本フォームでのラスボス撃破です。

今までの巨大化戦闘ではウルトラフュージョンした姿がメインで、ウルトラマンゼットの素体では戦った事はほとんどなく、主な活躍シーンもありませんでした。

しかも今回はカラータイマーが点滅した状態での変身、つまりかなりの大ピンチだったわけですが、ストレイジの応援によって立ち上がりデストルドスと互角の勝負を繰り広げました。

ゼット素体の戦い方はエース兄さん寄りの戦い方で、結構新鮮味がありましたね。

しかも最後のゼスティウム光線もZ字に変化させ瞬間火力を引き上げるというテクニシャンな使い方をしていましたし、エース兄さんとは名付け親というだけではなさそうなくらい関係がある様な気がします。

そう考えると、3フォームの中でガンマフューチャーが1番強かったのもゼットの潜在能力が関係していたのかもしれません。


ウルトラマンゼットも最終回を迎えてしまいましたね。

ハルキはゼットと一緒に旅立ちましたが、劇中の描写から推測すると完全に融合してしまったという事なんでしょうね。